スマホやパソコンなどの端末を無線でネットワーク接続できるのがワイファイです。ワイファイの速度が遅くて困った経験はありませんか。
この記事では、ワイファイの速度が遅くなる原因と対処法について解説しています。インターネット回線の選び方やおすすめのワイファイサービスも紹介しているので、ワイファイの速度で悩んでいる人は参考にしてください。
通信速度の上り・下りとは?
スマホのプランだけでは通信量が足りないと感じているあなたにとって、Wi-Fiの契約は重要な選択です。ここでは、Wi-Fiの基本である通信速度の上りと下りについて解説します。
上りはメール送信・SNS投稿などデータを送る時の速度のこと
上り速度は、端末からインターネット上にデータを送信する際の速度です。上り速度が速ければ、メールの送信やSNSへの投稿、クラウドへのデータアップロードなどの作業がスムーズに進みます。
上り速度が遅いとアップロードに時間がかかります。
下りはメール受信・ダウンロードなどデータを受信する時の速度のこと
下り速度は、インターネットから端末にデータを受信する際の速度です。下り速度が速ければ、メールの受信、ウェブページの閲覧、動画のストリーミング再生などがストレスなく利用できます。
下りが遅いとデータの受信に時間がかかります。
一般的に言われている通信速度とは下りの数値のこと
通信速度と一般的に言われるのは、主に下りの速度を指します。インターネットを利用するときは、アップロードよりもデータ受信の機会が多いからです。
下り速度が速いワイファイを選ぶことが重要です。
ワイファイ速度はどれくらいあるとちょうどいい?
どの程度の速度があれば快適にインターネットが利用できるのか、具体的な数値を見ていきましょう。
100Mbpsあればどんな通信も快適にできる
100Mbpsの速度があれば、ほとんどの通信が快適に行えます。高画質の動画視聴やオンラインゲームなどの大容量データのダウンロードもスムーズです。
複数人が同時にインターネットを利用しても、速度低下が起こる心配はありません。
動画が快適に視聴できるのは30Mbps程度
動画視聴には30Mbps程度の速度が必要です。この速度であれば、HD画質の動画も快適に視聴できます。YouTubeやNetflixなどのストリーミングサービス利用時に、再生が止まってしまうこともありません。
4K動画など高画質な動画コンテンツも楽しめます。
テキストの送受信のみなら1Mbpsあれば十分
テキストの送受信のみなら、1Mbpsの速度で十分です。テキストデータは容量が小さいため、高速な通信速度は必要ありません。テキストメールのやり取りが主な使い道の場合は、速さを重視しなくても大丈夫です。
低画質なら動画も視聴できます。
通信速度が遅くなる原因は?
ワイファイの速度が低下する原因は様々です。ここでは、通信速度が遅くなる主な原因を解説します。
ワイファイルーターが高速通信に対応していない
Wi-Fiが高速通信に対応していない場合、通信速度は遅くなります。古いモデルや低価格のWi-Fiルーターは、新しい通信規格に対応していないことが多く、速度が制限される可能性が高いです。
ワイファイ7が最新の規格になります。
障害物があるなどインターネットの回線に問題がある
ワイファイルーターの周囲に障害物があると、通信速度は遅くなります。Wi-Fiの信号は壁や家具などの障害物によって弱まるため、周囲に物は置かないでください。電磁波を発する電化製品は特に影響が大きいです。
水は電波を吸収してしまうため、水槽や花瓶も近くに置くのはNGです。
接続台数が多い
接続台数が多いと、Wi-Fiの通信速度は遅くなります。複数のデバイスが同時にWi-Fiに接続すると、帯域が分散されるからです。複数人の家族で暮らしている場合は、インターネットの利用時間が重なると速度が低下しやすくなります。
家族の人数に対応できるルーターを設置しましょう。
通信速度が遅いときにできる対処法は?
Wi-Fiの通信速度が遅いと感じたとき、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、速度改善のための具体的な対処法を紹介します。
繋がりやすいエリア・場所で使用する
Wi-Fiは繋がりやすいエリアや場所で使用することが重要です。窓際や周囲に物がない開放的な場所では、Wi-Fiの受信状況が良好になることが多いです。
床から離れた場所に設置すると、周囲に電波が届きやすくなります。
接続台数を減らしてみる
接続台数を減らすことで、Wi-Fiの通信速度を改善することが可能です。
使用していないデバイスのWi-Fi接続をオフにすることで、速度が向上することがあります。
現在の接続台数を確認しましょう。
ワイファイ以外のインターネット環境を検討する
ワイファイ以外のインターネット環境を検討することも一つの解決策です。Wi-Fiの環境に限界がある場合、他のインターネット接続方法が有効な場合があります。
モバイルデータ通信やポケットワイファイなど、Wi-Fi以外の選択肢も検討しましょう。
用途に合わせてインターネット環境を選びましょう。
インターネット回線の選び方は?
Wi-Fiの契約を検討しているあなたにとって、最適なインターネット回線の選びは非常に重要です。ここでは、ライフスタイルに合わせたインターネット回線の選び方を紹介します。
外出先で利用する機会が多いならポケット型ワイファイがおすすめ
外出先での利用が多い場合、ポケット型Wi-Fiがおすすめです。ポケット型ワイファイは持ち運びが可能で、いつでもどこでもインターネットに接続できます。
出張や旅行する機会が多い人に適しています。
家族全員で安定した通信をしたいなら光回線がおすすめ
家族全員で安定した通信を求めるなら、光回線がおすすめです。高速で安定した通信が可能で、複数のデバイスを同時に快適に利用できます。
光回線は使い放題のため容量超過による速度制限がありません。
自宅で即日使い始めたいならホームルーターがおすすめ
自宅で即日インターネットを使い始めたい場合、ホームルーターがおすすめです。
設置が簡単で、すぐにインターネット環境を整えることができます。
急な引越しにも対応できます。
チェックしておきたいポケット型ワイファイ3選!
ここでは、特におすすめのポケット型Wi-Fiを3つ紹介します。
BIGLOBE WiMAX|最低利用期間なし&データ容量無制限で利用できる
BIGLOBE WiMAXは、最低利用期間の制約がなく、データ容量無制限で利用できます。短期間の利用や大量のデータを消費するユーザーにとって、このプランは非常に便利です。
auやUQモバイルのスマホとセット割が適用できます。
カシモWiMAX|5G通信に対応
カシモWiMAXは、最新の5G通信に対応しています。5Gは高速で安定した通信を提供し、ストリーミングや大容量データのダウンロードに最適です。
端末代も無料で使用できます。
AiR WiFi|1ヶ月間お試しができる
AiR WiFiでは、1ヶ月間のお試し利用ができます。実際に使用してみて自分に合うかどうかを確かめることができるため、初めてWi-Fiを契約するユーザーにおすすめです。
契約期間に縛りはありません。
チェックしておきたい光回線3選!
ここでは、特に注目すべき光回線3選を紹介します。
ドコモ光|スマホとのセット割でお得になる
ドコモ光は、スマホとのセット割でスマホ料金の永年割引が適用されます。超高速の10ギガプランを契約すれば、高画質で大容量のコンテンツを複数の端末で楽しむことが可能です。
豊富の選択肢の中から自分の好きなプロバイダを選ぶことができます。
ソフトバンク光|開通までWi-Fiがレンタルできる
ソフトバンク光では、開通までWi-Fiルーターをレンタルできます。開通作業中でもインターネットを利用できるため、引っ越しや新規契約時にもストレスがありません。10ギガか1ギガのどちらかの光回線を選ぶことができます。
ソフトバンクのスマホユーザーならセット割が適用されます。
eo光|2,380円/月〜で利用できる
eo光は、月額2,380円から利用できる手頃な価格が魅力です。低価格でありながら高速で安定したインターネット接続が可能で、コストパフォーマンスに優れています。ぴったりプラン診断で自分に合うプランを見つけることが可能です。
光電話や光テレビなどサービスも充実しています。
チェックしておきたいホームルーター3選!
ここでは、特に注目すべきホームルーター3選を紹介します。
auホームルーター5G|戸建てでも集合住宅でも高速回線を実現できる
auホームルーター5Gはコンセントに挿すだけですぐに使い始めることが可能です。月間データ容量に上限は設定されていません。auスマートバリュー対象なので、セット利用でauのスマホ料金が割引できます。
auでは光回線のauひかりも提供しています。
ソフトバンクAir|コンセントに挿すだけで5Gを利用できる
ソフトバンクAirは、コンセントに挿すだけで5G通信が利用できます。5Gエリアに加えて4Gエリアでも利用することが可能です。最新規格のワイファイ6にも対応しています。
おうちでんわをセットで利用すると固定電話の基本料金が0円になります。
ドコモhome5G|データ量無制限だから残りデータが気にならない
ドコモhome5Gは、データ量無制限で利用できます。データ使用量を気にせずにインターネットを楽しめるため、ストリーミングや大容量のダウンロードも自由です。5Gの高速通信に対応しています。
ウェブからの申し込みでドコモポイントがもらえます。
ワイファイの速度でよくあるQ&Aは?
Wi-Fiの速度に関する疑問は多くのユーザーが抱える共通の課題です。ここでは、よくある質問とその回答を紹介します。
ポケット型ワイファイを同時に接続できるのは何人?
ポケット型Wi-Fiの同時接続可能人数は、機種によって異なりますが、一般的には5~10人程度です。ポケット型Wi-Fiは、小規模なグループや家族での利用に適しています。
使用可能数を事前に確認しておきましょう。
光回線とホームルーターの違いは?
光回線とホームルーターの主な違いは、接続方法と速度の安定性にあります。光回線は有線接続で高速かつ安定した通信が可能ですが、設置に時間がかかることがあります。一方、ホームルーターは設置が簡単で移動も自由ですが、速度は環境に左右されやすいです。
それぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
オンラインゲームをするならポケット型ワイファイよりも光回線やホームルーターが良い?
オンラインゲームを快適に楽しむためには、光回線やホームルーターを選ぶのがおすすめです。光回線やホームルーターは、高速で安定した通信が可能で、ゲーム中のラグや接続の不安定さを最小限に抑えられます。
オンラインゲームに必要な速度が出せる回線を選びましょう。
最大速度は出ないって本当?
Wi-Fiの最大速度は、理論上の値であり、使用環境によっては最大速度が出ない場合もあります。周囲の電波状況、障害物の有無、接続するデバイスの数や性能によって速度が低下するからです。
最大速度ではなく平均速度を重視しましょう。
ワイファイの速度は簡単に調べられる!
ワイファイの速度は、さまざまな原因によって低下します。速度が遅くなってしまう原因を把握し、適切な対処を選択することが大切です。今回紹介したインターネット接続方法の中から、自分のライフスタイルに適したものを選択してください。
ワイファイ接続でストレスのないインターネット環境を作りましょう。